「2017年3月」アーカイブ

叱ったら関係が悪くなった、咬まれたなどきくことがあります。
関係を作らずに叱ることが多くなればワンちゃんは嫌悪感を抱き関係は当然悪化してしまいます
叱るということは、行動を注意すると考えて頂くとわかりやすいかとおもいます。

ワンちゃんの欲求を満たしてあげコントロールができ信頼されていなければ（そこまでの過程が大切です）、嫌な人だという印象だけが残ってしまいます
他にも、
・性格を考慮しているか。
・なぜ叱られているのか理解しているか。（タイミングはあってるか）
・正しい行動を教えてもらっているか。
・叱った際にその後のフォローをしてあげているか。
・叱った後どういう行動をしたらいいのか教えてあげているか。
・褒めるときは心から褒めてあげているか。
・本当に叱れているのか。（萎縮させすぎていないか、逆に構ってもらっていると思っていないかなど）

など叱るのならばいろいろ考え考慮した上で使わないといけません。
そのため、一般の飼主さんが使うには難しく問題がおこりやすいのです。
トレーニングをしていく上で失敗を最小限にとどめ良い行動を褒めることを軸にトレーニングを行なっていくことが基本です。
しかし、教育（特に問題行動の改善）をしていく上で叱ることが必要になってくる場面もどこかでやってくる可能性があります。
そのためには、普段からの関係作りやトレーニングが大切になってきます。
普段から良い行動を褒めてあげていれば、いけない行動をした際に注意をしたとしても関係が崩れる危険性は少なく理解もしやすいと思います。
ただ、飼主さんが安易に叱るのは、やはり、デメリットがあるので避けた方がいいでしょう。

せっかくのワンちゃんとの生活です。楽しいにこしたことはありません
ぜひ、ワンちゃんと楽しくトレーニングをして良い関係を築いていってほしいとおもいます

先日、子犬向けのセミナーに参加してきました
主に子犬向けのクラス開催の勉強でとても楽しく参加することができました
子犬期からしっかりとしつけをおこなっておくと、後々問題行動で悩むこともかなり減ってきます。
訓練所や犬の保育園にいた時も子犬期の社会化の大切さは痛感していましたが、今後さらにしっかりと子犬期の社会化を含めたしつけの大切さを伝えていけたらとおもいます

社会化とは、ワンちゃんが将来出会うであろうさまざまな人・犬・環境・物・音などに慣れさせていくことをいいます。
社会化をおこなうのに最適な期間はおよそ生後1ヶ月～4ヶ月ごろまでの社会化期とよばれる期間になります。
この期間は好奇心がとても高いためさまざまなものに早く慣れていきます。しかし、この期間を過ぎると好奇心よりも警戒心や恐怖心の方が少しずつ高くなるため慣れにくく、時間がかかるようになってしまいます。
警戒心や恐怖心が高いと、困った行動を起こしてしまう可能性が多々ありますので、好奇心の高い社会化期からさまざまなものに慣れさせていってあげる必要があります
そうすることで、将来見知らぬ人やものなどを見た際にも柔軟に対応できるようになりやすいです

どこかに旅行に行ったり、急用ができたりでワンちゃんを預けなければいけないこともあるでしょう。
社会化のトレーニングが不足していると、どこかに預けた際にも、大変ストレスをかけてしまいます。環境の変化や他人が怖くて震えていたり、動けなくなってしまう子はとても多いです。
ストレスが過剰にかかることは、免疫力の低下につながり、結果病気になってしまうこともあります。
飼い主さんと離れただけでもストレスになってしまうので、せめて小さいころから家以外の環境や人、犬に触れさせ楽しい経験をさせてあげることで、過剰にかかるストレスを減らしてあげましょう。

社会化トレーニングのポイントは、基本的には慣れさせる対象に対して楽しい経験をさせてあげることが大切です

昨日はありがとうございました。
カウンセリングにお伺いし、飼主さんとお話をしていて可愛がっていらっしゃるのを凄く感じました。
目標なども書いて頂き、レオンくんへの思いが伝わってきてとても嬉しかったです。
課題は多いですが一緒に頑張っていきましょう！
まずは、なるべく落ち着ける環境にしてあげて、お家の中での日常生活と基礎訓練を通してコミュニケーションをとり関係性をもっといいものにしていきましょう。
平行して環境慣れもおこなっていきます。
お留守番も気になったので、お留守番練習も少しずつ進めていけたらいいなと思ってます。

レオンくんにも飼主さんにも幸せで楽しい生活を送っていただけるよう、全力でサポートしていきますので、よろしくお願いいたします。
困ったことなどありましたら、遠慮なくお電話頂けたらと思います