フィラリア症を簡単にまとめてみました。
フィラリアは、蚊が媒介することによって犬の肺動脈や心臓に寄生し心臓を始め全身の臓器に影響を及ぼす恐ろしい病気です
感染サイクル
→すでに感染している犬の体内には、フィラリアと一緒にフィラリアの小虫(ミクロフィラリア)も存在しています。
→感染している犬の血液を蚊が吸う時に一緒に小虫も蚊の体内に入っていきます。
→そして蚊の体内で感染能力を得るまで成長しその後蚊が他の犬の血液を吸う時に小虫が未感染の犬の体内へと侵入してしまいます。この時はまだ皮下組織や筋肉に存在しここで2~3ヶ月ほどかけて成長します。
→その後血管から肺動脈や心臓に寄生していきます。
→肺動脈や心臓で成長したオスとメスのフィラリアが交尾をし、小虫を産み、小虫はまた蚊に吸われるのを待ちます。
現在多く使われているのは1ヶ月に1回飲ませて予防するタイプの予防薬が多いと思います。
この予防薬は皮下組織や筋肉に存在している時に駆除することを目的にしています。
血管に入ってしまうと予防薬によって死んだ子虫が血管に詰まってしまい大変危険です。
そのため1ヶ月に1回予防薬を飲ませることで確実に皮下組織や筋肉に存在している時に駆除する必要があるんです
*予防薬は要指示薬なので獣医さんに毎年診察して処方していただかなければいけないものです