食べるのが早い・噛んで食べない犬 - ブログ

食べるのが早い・噛んで食べない犬


食べるのが早くて心配、噛んで食べないとういうご相談を受けることがあります。
ワンちゃん達の祖先は外で生活をしていた頃は獲物を仕留めたら次はいつ食事にありつけるかわからないため食べられる時に食べられるだけ食べ仕留めた獲物を他の動物に横取りされないように素早く食べていました。この習性が今のワンちゃん達にも受け継がれているので噛まずに食べ、食べるのが早いワンちゃん達がいるのです。

また、歯の形状や胃の構造、消化の過程が人とは異なります。
人は食べ物をすりつぶして口から炭水化物の消化が始まります。
しかし犬は口での消化はほとんど行なわれず、胃からタンパク質の消化が始まります。犬の胃液の酸性度は人よりも高いためフードなどを噛まずに飲んだとしても消化はされやすいです。また、進化の過程で完全な肉食動物というわけではありませんが、歯の形状も肉食動物特有の形状をしています。
鋭い歯は獲物を仕留め切り裂き飲み込みやすくするためのものなので人のようにすりつぶすような動かし方ができないというのも噛まずに飲んでしまう要因かと思われます。
食べるのが早い、噛んで食べないというのはワンちゃん達の習性や体の構造によるものですし、胃液の酸性度も高いので心配し過ぎる必要はないかと思います!