去勢、避妊について - ブログ

去勢、避妊について


去勢によるメリットとしては
・精巣腫瘍や前立腺肥大などの病気に対しての予防効果があります。
・縄張り由来によるオス犬同士の攻撃性、マーキング、マウンティングなどの行動の減少(個体差があり、完全になくなるわけではなく、去勢前の経験なども影響してきます。)
・去勢していないと1年中、発情の状態にあるので、繁殖本能を満たせないのであればストレスになってきます。去勢をすることでメス犬に対する関心が薄れ全体的に落ち着き、飼い主さんの指示に対する反応もよくなるのではないかと思います。
・食欲が上がるのでしつけや怖い物に慣す際にフードを使いやすくなります。

避妊によるメリットとしては
・子宮蓄膿症を予防できます。また、乳腺腫瘍も高い確率で予防することができます。(乳腺腫瘍は発情を5~6回むかえてから避妊手術を行なった場合は予防の効果はあまりないと言われています。)
・避妊手術を行なうことで繁殖行動の制限や気分の浮き沈みによるストレスを軽減することができます。
・食欲が上がるのでしつけや怖い物に対して慣す際にフードを使いやすくなります。

メス犬ではエストロゲンと呼ばれるホルモンが食欲を抑えているため避妊手術を行なうことでエストロゲンの放出量が減り、食欲が増加することが考えられます。
オス犬では性的な行動が抑えられるため全体的にも活動量が減り、メス犬同様ホルモンの放出量も多少減るので食欲が上がってくることが予想されます。
なので避妊、去勢する前と同じ量のフードをあげていると肥満になりやすくなりますのであげすぎには注意しましょうicon:face_shy