犬種の歴史 - ブログ

犬種の歴史


犬を飼うにあたっては、いろいろと考えるべきことがあります。
オスかメスか家族構成やお留守番の時間、住宅環境、お散歩やトレーニングの時間はとれるかなど考えて飼うことはとても大切なことですicon:body_no1
またワンちゃんには多くの犬種があり、いろいろな作業をおこなってきた歴史があります。ワンちゃんを飼う際その歴史も多少考える必要があります。
現在作業犬として働いている犬はごくわずかで多くは家族の一員として暮らしているこがほとんどです。しかし、作業をしていた頃のエネルギーや本能的な行動は現在のワンちゃん達にも残っています。
それらを満たしてあげることができないと過剰に吠えたり、引っ張ったり、物を壊したりといった問題行動につながってしまうことがあります。
比較的知られている犬種の歴史を簡単にあげてみます


・羊や牛を誘導する犬種→ 例:シェルティー、ボーダーコリー、ウエルッシュコーギーなど

・鳥を飛び立たせ猟師が撃った鳥を運ぶ犬種→ 例:イングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエルなど

・主に水に落ちた鳥を運ぶ犬種→ 例:ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、スタンダードプードルなど

・小動物を駆除していた犬種→ 例:ジャックラッセルテリア、エアデールテリア、ヨークシャーテリア、ケアーンテリア、ダックスフント、ミニチュアシュナウザーなど

・獲物の匂いを追って狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ビーグル、バセットハウンドなど

・視覚で獲物を追い狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ウィペット、ボルゾイなど

・獲物を見つけると獲物の方に体を向けてフセをして猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:アイリッシュセッター、イングリッシュセッターなど

・獲物の匂いのする方向に向かって頭、片足を上げ、尾を一直線に張り猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ワイマラナー、スピノーネなど

・そりを引いていた犬種→ 例:シベリアンハスキー、マラミュートなど

・番や警備、警護、軍用犬として仕事を行なっていた犬種→ 例:ドーベルマン、ボクサーなど


他には、荷物を引いていた犬種(バーニーズマウンテンドッグなど)やイノシシや鹿の猟につかわれていた犬種(柴犬、甲斐犬など)闘犬としてつくられた犬種(ブルドッグ、ボストンテリア、秋田犬など)など
また、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、トイプードルなどの愛玩犬


いろいろな犬種があり、仕事内容も異なっていました。
犬種の特性(例:吠えやすい、引っ張りやすい、縄張り意識が強いなど)は仕事内容によって異なってくるので、それらも考慮して犬を飼う際の参考にすると良いと思います。ただ、同じ犬種でも性格は違いますのでそういう傾向にある程度に思っていただければいいかとおもいます。
作業をしていた犬はもちろんですが、愛玩犬もそれぞれに繁殖の経緯が違うので特性は変わってきます。また、狩猟の本能というものは残っているので、満たしてあげる必要がありますicon:sweat
もちろんそれだけが目的ではなく、遊んであげたりすることで本能を満たしてあげると同時に関係性もどんどんと良くなっていきますicon:face_smile
ぜひ、ワンちゃんと良い関係を築いていってください!そのお手伝いができれば嬉しい限りですicon:note