犬の狼爪 - ブログ

犬の狼爪


犬の足には狼爪(ろうそう)と呼ばれる人でいうと親指にあたる部位が存在しています。主に前の足についている場合が多いです。
狼爪以外の爪は、地面に接しているのでよくお散歩に出かける子は自然と削れる場合がありますが、狼爪は地面から離れた位置についているために自然に削れることはありません。
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このように結構上についています。
そのため定期的に爪を切ってあげないと、何かに引っ掛けてしまったり、爪が巻いてしまい肉球に刺さってしまうこともあります。
では、なぜあまり必要ではなさそうな狼爪があるのでしょうicon:question

これもやはり、野生の中で暮らしていた頃には何かしらの役目を果たしていたものと思われます。
山の中を歩いたり、走ったりする際に、グリップ力を高くして山道などを登りやすくするなどのメリットがあったのでしょう
また、普通狼爪は1本ですが、ノルウェジアンパフィンドッグやグレートピレーニーズなどの犬種は狼爪は2本あり、仕事上必要だったと思われます。
パフィンドッグは崖を、グレートピレニーズは山脈を、険しいところを移動していたので、必要だったのでしょう
野生で暮らしていた犬は狼爪も削れていたのでしょうが、現在、人と一緒に暮らしているワンちゃんたちはそうはいかないので爪を定期的に切ってあげる必要があるのですねicon:body_no1