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ハーネスや首輪とフラストレーション


お散歩は楽しそうに歩いているのに、ハーネスや首輪をつける時に逃げたりするなどは一定数あるのではないでしょうか?
自制力や我慢力がついてくると落ち着いて装着させる練習もできますが、何もしていない場合、教えていない場合は付ける際に犬が動いてなかなか付けられず嫌な経験となりやすくプチパニックなどになりやすいです。
また、いざリードをつけて歩く際にも引っ張ったり動きを止められたりすることで動きを抑制されたり、リードが付いていると怖い物との距離も調節しにくいためフラストレーションを感じやすくなります。
そのため、ハーネスや首輪を外した時に体をブルブルと振る行動などがよく見られます。
この際の体を振る行動は緊張や不安を感じていたという犬のサインである可能性が高いです。
このようなことからもやはり子犬の頃からのしつけ(物慣らしや自制力、我慢力、関係作りなど)というのは大切になってきます。
このようなことを覚えておくと犬の気持ちを理解することに有益ですので、ぜひ参考にしてみてくださいicon:face_shy



ご褒美


ご褒美にはいろんな種類のものがあります。
撫でる、走る、安心感、オヤツ、フード、オモチャ、声掛けなど多岐に渡ります。
ただ、奥は深く、人との関係性や犬の精神状態、ご褒美の価値の上げ下げやルール決め、その時々によってもご褒美は変わってきます。
よく犬を見てあげ、その時に何がご褒美になるのかを見極める観察力も大切になってきますicon:body_no1
ぜひ愛犬をよく見てあげ、コミュニケーションを取っていってあげましょうicon:face_shy



災害対策~しつけについて~


災害が起きた際には当然、犬にも大きなストレスがかかります。
災害時にいかにストレスを減らしてあげられるかは日常の生活にかかっています。
飼い主さんに依存しすぎている子や他人や犬を怖がる子などは特にストレスがかかります。
災害が起こった時のことを想定し、日常の中で少し、しつけを意識して生活してみましょうicon:body_no1
災害時のような緊急時にこそ普段のしつけが大切になってきます。
日常生活でおこなってほしいしつけを下記に記載しましたので参考にしてみてください。


・飼い主さんがリーダーシップを取り愛犬にとって頼りがいがあり、安心できる存在となってあげましょう。
→普段から愛犬と何かを行う時(食事、遊び、お散歩、トレーニングなど)には飼い主さんが主導権を持つようにし、普段からコミュニケーションをとってあげましょう。
正しいこといけないことを伝えてあげられるようにしましょう。


・オイデ、マテ、ハウスなどの指示を普段から聞けるように練習しましょう。
→これらの指示に従えるといざという時に愛犬の身を守ってあげることにつながっていきます。
コミュニケーションを取りながら愛犬が喜んで従えるように練習してみましょう。


・クレートなどで落ち着いて過ごせるように練習しましょう。
→知らない場所は犬にとっても不安でそれだけでストレスがかかります。
しかし、普段から入り慣れているクレートなどがあれば安心させてあげることができストレスの軽減につながります。


・食事や散歩の時間、コースはバラバラにしましょう。
→普段からきっちりと決められた時間に食事や散歩に行っていると何かあって遅れてしまった時にストレスになってしまいます。
そのため毎回同じ時間ではなく少しばらつきをもたせてみましょう。
また、散歩コースも変えることでいろんな刺激を受けることが出来るので、社会化や経験値をあげることにもつながっていきます。


・排泄のコントロール
→室内でも屋外でも排泄できるようにしておきましょう。
できれば、「トイレ」や「ワンツーワンツー」などの指示で排泄ができるようにしておくのが理想です。


・飼い主さんに依存しすぎないようにしましょう。
→飼い主さんと依存しすぎていると飼い主さんと離れた時に吠えるようになったりして犬にストレスが大きくかかります。
普段から一緒にいても構わない時間も作り一緒にいる空間から飼い主さんがいなくなっても過剰に反応しないようにしておきましょう。


・社会性をつけましょう。
→子犬はもちろんですが、成犬でも少しずつ物事に慣らしてあげ、自信をつけてあげましょう。
やっておくのとやらないのとでは犬にかかる負担も違いますし、飼い主さんと何かを乗り越えられた時というのは関係性もグっと良くなります。

ぜひ参考にして日常生活の中で実践してみてくださいicon:face_shy



怖がりを強める要因


前回の記事の続きになります。
飼い主さんの強化とは、飼い主さんのリーダーシップが日常生活でしっかりと取れていない状態で、怖がっている時に「大丈夫だよ」などと声をかけながら撫でたり抱っこしたりすることで、恐怖や不安の反応が増してしまうことがあるため注意が必要になってきます。
しっかりとリーダーシップが取れ信頼される存在であれば声掛けも有効に作用してきます。
わがままは、飼い主さんの意思の尊重よりも犬自身の意思を尊重させる割合が高い状態のことをいいます。
この状態が常態化していると自分の思い通りにならなかった時にフラストレーションがたまり、不安傾向が高まったり飼い主さんへの依存も高くなりやすく、結果怖がりにも影響してきます。
なのでわがままにしすぎないことはとても重要です。
守り行動に関しても飼い主さんやテリトリーを守るようになっていると、自然と警戒心が高まり些細なことでも過敏に反応しやすくなり、恐怖心も高まります。
怖がりな子は飼い主さんとの関係を見直してみることも大切になってきますicon:body_no1



怖がりになりやすい要因と影響するもの


犬は社会化期(好奇心が高く物事に慣れさせやすい期間)を過ぎると警戒心が高くなってくるので刺激に対して恐怖や不安、警戒心を抱きやすくなります。
そのため社会化期の時期にいろいろな物事や環境へ慣らしていくことはとても重要になってきます。
他の要因として胎児期の母犬のストレス度合いや母犬や父犬の遺伝なども影響してきます。
また、犬のストレス度合いや飼い主さんによる強化、わがまま、守る行動なども怖がりに影響するので、犬を飼い始めたらこのようなところも意識してあげましょうicon:body_no1
飼い主さんによる強化やわがまま、守り行動などは、別途書いていけたらと思います。