「2016年12月」アーカイブ

年末年始について


年末年始(12月30日~1月3日)お休みをいただいておりますが、お困りのことがあればご相談などお受けしております。
何かあればお気軽にご連絡ください。
本年もありがとうございました。ワンちゃんと良いお年をお迎えくださいicon:face_shy



犬種の歴史


犬を飼うにあたっては、いろいろと考えるべきことがあります。
オスかメスか家族構成やお留守番の時間、住宅環境、お散歩やトレーニングの時間はとれるかなど考えて飼うことはとても大切なことですicon:body_no1
またワンちゃんには多くの犬種があり、いろいろな作業をおこなってきた歴史があります。ワンちゃんを飼う際その歴史も多少考える必要があります。
現在作業犬として働いている犬はごくわずかで多くは家族の一員として暮らしているこがほとんどです。しかし、作業をしていた頃のエネルギーや本能的な行動は現在のワンちゃん達にも残っています。
それらを満たしてあげることができないと過剰に吠えたり、引っ張ったり、物を壊したりといった問題行動につながってしまうことがあります。
比較的知られている犬種の歴史を簡単にあげてみます


・羊や牛を誘導する犬種→ 例:シェルティー、ボーダーコリー、ウエルッシュコーギーなど

・鳥を飛び立たせ猟師が撃った鳥を運ぶ犬種→ 例:イングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエルなど

・主に水に落ちた鳥を運ぶ犬種→ 例:ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、スタンダードプードルなど

・小動物を駆除していた犬種→ 例:ジャックラッセルテリア、エアデールテリア、ヨークシャーテリア、ケアーンテリア、ダックスフント、ミニチュアシュナウザーなど

・獲物の匂いを追って狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ビーグル、バセットハウンドなど

・視覚で獲物を追い狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ウィペット、ボルゾイなど

・獲物を見つけると獲物の方に体を向けてフセをして猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:アイリッシュセッター、イングリッシュセッターなど

・獲物の匂いのする方向に向かって頭、片足を上げ、尾を一直線に張り猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ワイマラナー、スピノーネなど

・そりを引いていた犬種→ 例:シベリアンハスキー、マラミュートなど

・番や警備、警護、軍用犬として仕事を行なっていた犬種→ 例:ドーベルマン、ボクサーなど


他には、荷物を引いていた犬種(バーニーズマウンテンドッグなど)やイノシシや鹿の猟につかわれていた犬種(柴犬、甲斐犬など)闘犬としてつくられた犬種(ブルドッグ、ボストンテリア、秋田犬など)など
また、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、トイプードルなどの愛玩犬


いろいろな犬種があり、仕事内容も異なっていました。
犬種の特性(例:吠えやすい、引っ張りやすい、縄張り意識が強いなど)は仕事内容によって異なってくるので、それらも考慮して犬を飼う際の参考にすると良いと思います。ただ、同じ犬種でも性格は違いますのでそういう傾向にある程度に思っていただければいいかとおもいます。
作業をしていた犬はもちろんですが、愛玩犬もそれぞれに繁殖の経緯が違うので特性は変わってきます。また、狩猟の本能というものは残っているので、満たしてあげる必要がありますicon:sweat
もちろんそれだけが目的ではなく、遊んであげたりすることで本能を満たしてあげると同時に関係性もどんどんと良くなっていきますicon:face_smile
ぜひ、ワンちゃんと良い関係を築いていってください!そのお手伝いができれば嬉しい限りですicon:note



ワンちゃんのメッセージ


ワンちゃんは相手(人や犬)との争いを避けたり、不安や緊張をしている時に自分を落ち着かせるためにおこなう行動がありますicon:note
この行動の意味を知っておくと愛犬のことをより理解してあげることができるでしょう!
人でも、怖そうな人とすれ違う際に目をそらしたり、緊張している時に深呼吸して落ち着かせたりなどあるとおもいますが、そういったことをワンちゃん達もしていますicon:body_no1
いくつかあげてみます!

・あくび
・ゆっくり動く
・顔や目をそらす
・地面の匂いを嗅ぐ
・頭を低くしお尻をあげる
など、まだありますがこの中にもみたことのある行動があるのではないでしょうかicon:question
どういった意味があるのか見ていきましょう!

・あくび→不安や緊張していることを表しており、あくびをすることで自分を落ち着かせようとしています。ただ、ねむい場合もあるでしょう(笑)
例: ブラッシングがあまり好きではない場合などブラシを見たらあくびをするなど

・ゆっくり動く→不安、怖いという感情を表しており、ゆっくり動くことで相手に「落ち着いて」というメッセージをおくっています。
例:ワンちゃんを強い口調で呼んだ場合などに見られることがあります。

・顔や目をそらす→不安や緊張、または怖いといった感情を表しており、顔や目をそらすことで、相手に「敵意はないですよ、落ち着いて」というメッセージをおくっています。
例:人や他の犬にじっとみつめられたり、叱られたりする際に見られることがあります。

・地面の匂いを嗅ぐ→これも不安であるという気持ちの表れです。周りで起こっていることに関して無関心を装っていると言われています。
例:他の犬が苦手な子がお散歩中に犬とすれ違う際などに見られることがあります。匂いを嗅ぐことに没頭することで、犬とうまくやり過ごそうとしていると思われます。


・頭を低くしお尻をあげる→これは、自分には敵意はないですよ、遊びだからね、遊ぼうよ!といったような心情を表しています。遊びが激しくなった時にケンカにまで発展させないためのものでもあります。
例:ワンちゃん同士や人と一緒に遊んでいるときにもよく見られます。

このようにワンちゃん達は、犬同士でいるときも人といるときにもいろいろなメッセージをおくっていますicon:ecstoramation
トレーニングしている時にもよく見られるます。しっかりと意味を理解してあげることで、よけいにストレスをかけることを避けることができるでしょう
よく観察するとこれまで以上に愛犬のことを理解してあげることができ、良い関係を築くことができますicon:face_smile



高齢犬のアンチエイジング(老化防止対策)~運動・遊び~


小型犬や大型犬、ワンちゃんによっても違いますが7、8歳を過ぎたら、老化の意識を持っておいた方が良いでしょう。
まず、健康診断は受けることをおすすめします。7~8歳を過ぎると人の年齢に換算するとおよそ40~50代になるので元気に見えていても体の中では病気が進行している可能性があります。
病気の早期発見につながりますし獣医さんからいろいろとアドバイスを受けることもできるとおもいます。
また、筋力や脳などを適度に刺激してあげることも大切で、使うことによって老化をおくらせてあげることができますicon:body_no1
長い間自分の力で歩けるように元気なうちから取り組んであげることが大切ですicon:ecstoramation
今回は運動や遊びに絡めてまとめてみました。


~お家でできるアンチエイジング~
・ワンちゃんに合わせて、適度なお散歩をしてあげる。(筋力キープだけではなく外に連れて行くといろいろ感じることができ、良い刺激となり気分転換にもなります。太陽の光を浴びることで体内時計も整い夜も寝やすくなります)

・家の中でも遊んであげる時間をつくる(かくれんぼやおやつ探しなど、鼻は脳と関わりが大きいので鼻を使わせてあげると脳も刺激されます)

・知育玩具で遊ばせてあげる

・おやつを使って誘導しながら何かをまたがせて歩かせてあげたり、クッションの上に立たせてあげたりする

・何か新しいことを教えてあげる
などいろいろとできることがあります。
行なう時は安全を確保してあげてください。(後ろ足が衰えていると立っている時にふらつくことがあるので手でサポートしてあげたり、ハーネスを使用してあげたり、危険な物をどかしておくなど)
痛がっていたり、体に異常がある場合は行なわないでください。
高齢のワンちゃんは獣医さんと相談しながら行なってあげてください。


これらを全部やる必要はありません、ワンちゃんの年齢や老化の進み具合に合わせ休養日などもはさみながら無理のない範囲で行いましょう。
お家の中での遊びなどは、1日数分を2回程行なってあげるだけでも良い効果があるのではないでしょうか(もちろんワンちゃんの年齢や状態によって変わってきますが)
やり過ぎは逆効果になってしまいますicon:face_mistake

高齢犬と暮らしているかたも悩んでいることがあればお気軽にご相談ください。お力になれることがあるかもしれません。




ワンちゃんとのお散歩におすすめの公園!2


ワンちゃんとのお散歩におすすめの公園をご紹介しますicon:ecstoramation
今日は小山田緑地をご紹介icon:sparkling
入り口は5~6カ所あるとても大きい公園で、駐車場は2カ所あります。(無料です)
今日は大きい広場まで行きやすいコースを紹介していきます。


唐木田方面から多摩丘陵病院がある通りの道を下っていくと二手に分かれています。右に行っても左に行っても駐車場はあるのですが、今回は右に進み、道なりに進んで行くと左手に駐車場があります。
CIMG0746.JPG
そこからさらに道なりに歩くとすぐ左手に入り口があります。
CIMG0745.JPG

入り口を入るといきなり上り坂です(笑)
どこから入っても上り坂ですが、ここから広場を目指すのが一番近いと思います。
CIMG0743.JPG
途中2回二手に分かれますが道なりにまっすぐ進んでいきます
CIMG0738.JPG

CIMG0734.JPG


まっすぐ進んで行くと芝生の広場とグラウンドicon:face_smile
CIMG0729.JPG


上に登って行くととても綺麗な景色を見ることができますよicon:note
ベンチもあるのでワンちゃんと休憩しながらゆっくり見てみてくださいicon:ecstoramation
CIMG0728.JPG

CIMG0725.JPG

CIMG0716.JPG

CIMG0713.JPG

夕方は夕方でとても綺麗ですので夕方の時間帯もおすすめですicon:sparkling
CIMG0712.JPG

CIMG0711.JPG

CIMG0709.JPG


お散歩コースは何カ所かあるので、天気のいい日は是非出かけてみてくださいicon:ecstoramation
ワンちゃんとのお散歩もとっても楽しめると思いますicon:face_smile
公園へのお散歩は社会化(様々なことに慣れさせる)トレーニングにもなりますし、普段とは違う環境に行ってあげることでワンちゃんにとっていい刺激になりますので元気が有り余っている子は夜はぐっすりと寝てくれるでしょうicon:note
マナー(リードをつける・うんちを持ち帰る・オシッコは流すなど)は守りましょうicon:body_no1



災害時に必要なトレーニング


今日は災害時のために必要なトレーニングを考えてみたいと思います。
日本は地震の発生率が多い国で、いつ起きてもおかしくありませんicon:sweat
普段からのトレーニングがこのような時にいきてきますicon:ecstoramation


具体的に必要なトレーニングとしては
・社会化トレーニング
・基礎訓練(オスワリ・フセ・アトヘ・マテ・コイ(オイデ))
・クレートトレーニング
・トイレトレーニング
日常の世話や遊びも含め良い関係を築きこれらのトレーニングも普段からしっかりとやっておきましょうicon:note


地震などがおきた場合避難所で様々な人や動物と遭遇することになります。この時に他の人や動物に慣れているワンちゃんであれば、格段にストレスが小さくなります。逆に慣れていなければ大きなストレスがかかり、パニックになって咬んだり、逃走したりといろいろなことが考えられます

基礎訓練もいろいろな環境で普段からおこなっているといざという時にしっかり反応できる子になります。いざという時にできてこそ本当に意味のあるものになるのではないでしょうか。

クレートも普段からトレーニングしていないのにいきなり長時間入れられるとストレスがかかり激しく吠えたり、下痢をしたりなどの体調不良を引き起こしてしまいます。
また、片時も飼い主さんと離れられないワンちゃんにとってもストレスは大きいものになってしまいます。(訓練所などで預かり訓練を受けたこは精神的にも成長しており、ストレスに対する耐性も大きいです。保育園や出張トレーニングでも飼い主さんと離れる時間があるということには大きな意味があると思います。もちろん飼い主さんとのトレーニングが一番ですが、こういうメリットもある程度に思っておいてくださいicon:sweat
トイレは号令でできるようにトレーニングしたり、シートでも外でもできるようにしておくといいとおもいます。

このように普段からトレーニングしておくことは非常に大切なことですicon:body_no1どのワンちゃんにも必要なことですのでトレーニングを通して良い関係を築きしっかり指示が聞けるようになって頂けたら嬉しい限りですicon:face_shy