ブログ

ストレス


多少のストレスは、良いパフォーマンスを引き出してくれます。
また、将来何があるかわからないため、精神面でも多少のことは乗り越えられるようにしておくことも大切ですicon:sweat

ただ、過度にかかるストレスは良い影響をもたらしません。
ストレスが過度にかかると免疫力の低下などにつながります。そのため病気などにかかる可能性が高くなってしまいます。

例えば、人も犬も一日に体内でがん細胞は数百~数千個できていると言われています。
しかし、がんにならないのは、免疫細胞がやっつけてくれているからです。
ストレスにより免疫力が低下してしまえば、当然がんになりやすくなってしまうというわけです。

なので、ワンちゃんの生活環境や行動欲求を満たしてあげ、トレーニングなども基本は楽しく褒めながらやってあげられるとお互いにとても良い影響がありますicon:face_smile

他にも、過度のストレスは攻撃性の増加などにも関係してきます。
ストレスホルモンは、落ち着くまでに少し時間がかかるため吠えたりして興奮した場合、しばらく興奮しやすい状態も続く場合があります。
なので落ち着ける環境を考えてあげるのは大切ですicon:note




ベルちゃん


ロットワイラーのベルちゃん、昨日はおもちゃ遊びと人への社会化を行いましたicon:sparkling
おもちゃで遊んだりして好きになってもらうところからスタートですicon:ecstoramation
おもちゃ遊びはこちらが誘っても飽きるのが少し早く、楽しそうに遊ぶというところまではいかなかったので、手法を変えました
CIMG1094.JPG

少しずつですが、楽しそうに遊ぶようになってきました。
まずは、人と遊ぶのを楽しいものにしていきたいとおもっていますicon:note
そのためには、
・楽しそうに遊び始めたら、飽きるまでは遊ばないようにしましょう!そうすることで次に遊ぶ時の期待感を高めてあげることができますicon:face_smile


社会化は、女の子2人におやつをあげてもらい、撫でてもらいました。
特に子供への社会化は大切になってきます。
しかし、進め方が難しいものでもあります。
子供はワンちゃんをかわいいと思う反面怖いという気持ちをもっている子が多いです。特に大型犬では、あげようとおもっても近づいてこられると怖くて手を引き逃げてしまう子が結構いますが、これは、両者にとって良くないですicon:sweat
両者(子供と犬)にとっていい経験になるように工夫が必要になってきます。

ベルちゃんこれから頑張っていこうねicon:face_smile
CIMG1093.JPG



勉強会に参加してきました


先日勉強会に参加してきましたicon:sparkling
主に問題行動についての勉強会でした。
新たに気づかされたことや、考え方の違いや深さなどいろいろと勉強になりました。
これからも精進していきますicon:face_smile



口の中の嗅覚器官


ワンちゃんの口の中には嗅覚器官があるのをご存じでしょうかicon:question(他の多数の哺乳動物にも存在しています)
口を開いた上の歯(切歯)の後ろに鋤鼻器(ヤコブソン器官)と呼ばれる嗅覚器官があります。←「じょびき」と読みます。
主にフェロモンなどの物質を受容するのに特化しているといわれており、個体識別などに影響を与えていると言われています。

警察犬の訓練で臭気選別訓練というものがあります。
これは、トレーナーが犬に布のにおいを嗅がせてその嗅がせた布と同じものを10メートル先の台の上から選んで持ってくるというものです。
私のいた訓練所では犬に布のにおいを嗅がせる時に目を手で覆って布が見えないようにして鼻を使わせてにおいがしたら咥えるようにしていました。
台の上の布を取ってくるように指示をすると犬が台に行き布を選びます。
布を選んでいるときに犬は布を軽く口で咥え確認していました。
おそらく、これは咥えた時に鋤鼻器でにおいの確認をしていたのではないかとおもわれます。
いろいろな発見があり、臭気選別の訓練はとても楽しいものでしたicon:face_smile




叱るということ


叱ったら関係が悪くなった、咬まれたなどきくことがあります。
関係を作らずに叱ることが多くなればワンちゃんは嫌悪感を抱き関係は当然悪化してしまいますicon:sweat
叱るということは、行動を注意すると考えて頂くとわかりやすいかとおもいます。


ワンちゃんの欲求を満たしてあげコントロールができ信頼されていなければ(そこまでの過程が大切です)、嫌な人だという印象だけが残ってしまいますicon:face_mistake
他にも、
・性格を考慮しているか。
・なぜ叱られているのか理解しているか。(タイミングはあってるか)
・正しい行動を教えてもらっているか。
・叱った際にその後のフォローをしてあげているか。
・叱った後どういう行動をしたらいいのか教えてあげているか。
・褒めるときは心から褒めてあげているか。
・本当に叱れているのか。(萎縮させすぎていないか、逆に構ってもらっていると思っていないかなど)


など叱るのならばいろいろ考え考慮した上で使わないといけません。
そのため、一般の飼主さんが使うには難しく問題がおこりやすいのです。
トレーニングをしていく上で失敗を最小限にとどめ良い行動を褒めることを軸にトレーニングを行なっていくことが基本です。
しかし、教育(特に問題行動の改善)をしていく上で叱ることが必要になってくる場面もどこかでやってくる可能性があります。
そのためには、普段からの関係作りやトレーニングが大切になってきます。
普段から良い行動を褒めてあげていれば、いけない行動をした際に注意をしたとしても関係が崩れる危険性は少なく理解もしやすいと思います。
ただ、飼主さんが安易に叱るのは、やはり、デメリットがあるので避けた方がいいでしょう。


せっかくのワンちゃんとの生活です。楽しいにこしたことはありません icon:ecstoramation
ぜひ、ワンちゃんと楽しくトレーニングをして良い関係を築いていってほしいとおもいますicon:face_smile