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犬の鼻の色の変化


突然ですが、ワンちゃんの鼻は何色をしていますかicon:question
夏場は黒かったのに現在(冬場)はピンクっぽい色をしているワンちゃんもいるのではないでしょうかicon:question
これは、ウインターノーズと呼ばれている現象です。


ウインターノーズとは、夏場は黒かった鼻が冬に近づくにつれて色素が抜けてピンク色っぽくなる現象のことをいいます。
これは、メラニン色素が関係しています。
メラニン色素は紫外線から皮膚を守る役目を果たしています。また、メラニン色素の量により、皮膚の色が変わってきます。犬の鼻でいうとメラニンの量が多いと黒っぽい色になり、少ないとピンクっぽい薄い色になります。
紫外線の量が増えると皮膚を守ろうとしてメラニン色素の量も増えるため、夏場は黒い鼻で紫外線の量が少ない冬場はピンクっぽくなるのではないかと思われます。


ウインターノーズ自体は病気と直接関係しているわけではないので、安心していただいて大丈夫だとおもいます。心配な方は動物病院に行った際に聞いてみると良いかもしれませんicon:sweat(ただ、遺伝的にメラニン色素が少ない場合は紫外線の強い夏場は注意した方がいいかもしれません。)




犬種の歴史


犬を飼うにあたっては、いろいろと考えるべきことがあります。
オスかメスか家族構成やお留守番の時間、住宅環境、お散歩やトレーニングの時間はとれるかなど考えて飼うことはとても大切なことですicon:body_no1
またワンちゃんには多くの犬種があり、いろいろな作業をおこなってきた歴史があります。ワンちゃんを飼う際その歴史も多少考える必要があります。
現在作業犬として働いている犬はごくわずかで多くは家族の一員として暮らしているこがほとんどです。しかし、作業をしていた頃のエネルギーや本能的な行動は現在のワンちゃん達にも残っています。
それらを満たしてあげることができないと過剰に吠えたり、引っ張ったり、物を壊したりといった問題行動につながってしまうことがあります。
比較的知られている犬種の歴史を簡単にあげてみます


・羊や牛を誘導する犬種→ 例:シェルティー、ボーダーコリー、ウエルッシュコーギーなど

・鳥を飛び立たせ猟師が撃った鳥を運ぶ犬種→ 例:イングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエルなど

・主に水に落ちた鳥を運ぶ犬種→ 例:ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、スタンダードプードルなど

・小動物を駆除していた犬種→ 例:ジャックラッセルテリア、エアデールテリア、ヨークシャーテリア、ケアーンテリア、ダックスフント、ミニチュアシュナウザーなど

・獲物の匂いを追って狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ビーグル、バセットハウンドなど

・視覚で獲物を追い狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ウィペット、ボルゾイなど

・獲物を見つけると獲物の方に体を向けてフセをして猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:アイリッシュセッター、イングリッシュセッターなど

・獲物の匂いのする方向に向かって頭、片足を上げ、尾を一直線に張り猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ワイマラナー、スピノーネなど

・そりを引いていた犬種→ 例:シベリアンハスキー、マラミュートなど

・番や警備、警護、軍用犬として仕事を行なっていた犬種→ 例:ドーベルマン、ボクサーなど


他には、荷物を引いていた犬種(バーニーズマウンテンドッグなど)やイノシシや鹿の猟につかわれていた犬種(柴犬、甲斐犬など)闘犬としてつくられた犬種(ブルドッグ、ボストンテリア、秋田犬など)など
また、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、トイプードルなどの愛玩犬


いろいろな犬種があり、仕事内容も異なっていました。
犬種の特性(例:吠えやすい、引っ張りやすい、縄張り意識が強いなど)は仕事内容によって異なってくるので、それらも考慮して犬を飼う際の参考にすると良いと思います。ただ、同じ犬種でも性格は違いますのでそういう傾向にある程度に思っていただければいいかとおもいます。
作業をしていた犬はもちろんですが、愛玩犬もそれぞれに繁殖の経緯が違うので特性は変わってきます。また、狩猟の本能というものは残っているので、満たしてあげる必要がありますicon:sweat
もちろんそれだけが目的ではなく、遊んであげたりすることで本能を満たしてあげると同時に関係性もどんどんと良くなっていきますicon:face_smile
ぜひ、ワンちゃんと良い関係を築いていってください!そのお手伝いができれば嬉しい限りですicon:note



ワンちゃんのメッセージ


ワンちゃんは相手(人や犬)との争いを避けたり、不安や緊張をしている時に自分を落ち着かせるためにおこなう行動がありますicon:note
この行動の意味を知っておくと愛犬のことをより理解してあげることができるでしょう!
人でも、怖そうな人とすれ違う際に目をそらしたり、緊張している時に深呼吸して落ち着かせたりなどあるとおもいますが、そういったことをワンちゃん達もしていますicon:body_no1
いくつかあげてみます!

・あくび
・ゆっくり動く
・顔や目をそらす
・地面の匂いを嗅ぐ
・頭を低くしお尻をあげる
など、まだありますがこの中にもみたことのある行動があるのではないでしょうかicon:question
どういった意味があるのか見ていきましょう!

・あくび→不安や緊張していることを表しており、あくびをすることで自分を落ち着かせようとしています。ただ、ねむい場合もあるでしょう(笑)
例: ブラッシングがあまり好きではない場合などブラシを見たらあくびをするなど

・ゆっくり動く→不安、怖いという感情を表しており、ゆっくり動くことで相手に「落ち着いて」というメッセージをおくっています。
例:ワンちゃんを強い口調で呼んだ場合などに見られることがあります。

・顔や目をそらす→不安や緊張、または怖いといった感情を表しており、顔や目をそらすことで、相手に「敵意はないですよ、落ち着いて」というメッセージをおくっています。
例:人や他の犬にじっとみつめられたり、叱られたりする際に見られることがあります。

・地面の匂いを嗅ぐ→これも不安であるという気持ちの表れです。周りで起こっていることに関して無関心を装っていると言われています。
例:他の犬が苦手な子がお散歩中に犬とすれ違う際などに見られることがあります。匂いを嗅ぐことに没頭することで、犬とうまくやり過ごそうとしていると思われます。


・頭を低くしお尻をあげる→これは、自分には敵意はないですよ、遊びだからね、遊ぼうよ!といったような心情を表しています。遊びが激しくなった時にケンカにまで発展させないためのものでもあります。
例:ワンちゃん同士や人と一緒に遊んでいるときにもよく見られます。

このようにワンちゃん達は、犬同士でいるときも人といるときにもいろいろなメッセージをおくっていますicon:ecstoramation
トレーニングしている時にもよく見られるます。しっかりと意味を理解してあげることで、よけいにストレスをかけることを避けることができるでしょう
よく観察するとこれまで以上に愛犬のことを理解してあげることができ、良い関係を築くことができますicon:face_smile



高齢犬のアンチエイジング(老化防止対策)~運動・遊び~


小型犬や大型犬、ワンちゃんによっても違いますが7、8歳を過ぎたら、老化の意識を持っておいた方が良いでしょう。
まず、健康診断は受けることをおすすめします。7~8歳を過ぎると人の年齢に換算するとおよそ40~50代になるので元気に見えていても体の中では病気が進行している可能性があります。
病気の早期発見につながりますし獣医さんからいろいろとアドバイスを受けることもできるとおもいます。
また、筋力や脳などを適度に刺激してあげることも大切で、使うことによって老化をおくらせてあげることができますicon:body_no1
長い間自分の力で歩けるように元気なうちから取り組んであげることが大切ですicon:ecstoramation
今回は運動や遊びに絡めてまとめてみました。


~お家でできるアンチエイジング~
・ワンちゃんに合わせて、適度なお散歩をしてあげる。(筋力キープだけではなく外に連れて行くといろいろ感じることができ、良い刺激となり気分転換にもなります。太陽の光を浴びることで体内時計も整い夜も寝やすくなります)

・家の中でも遊んであげる時間をつくる(かくれんぼやおやつ探しなど、鼻は脳と関わりが大きいので鼻を使わせてあげると脳も刺激されます)

・知育玩具で遊ばせてあげる

・おやつを使って誘導しながら何かをまたがせて歩かせてあげたり、クッションの上に立たせてあげたりする

・何か新しいことを教えてあげる
などいろいろとできることがあります。
行なう時は安全を確保してあげてください。(後ろ足が衰えていると立っている時にふらつくことがあるので手でサポートしてあげたり、ハーネスを使用してあげたり、危険な物をどかしておくなど)
痛がっていたり、体に異常がある場合は行なわないでください。
高齢のワンちゃんは獣医さんと相談しながら行なってあげてください。


これらを全部やる必要はありません、ワンちゃんの年齢や老化の進み具合に合わせ休養日などもはさみながら無理のない範囲で行いましょう。
お家の中での遊びなどは、1日数分を2回程行なってあげるだけでも良い効果があるのではないでしょうか(もちろんワンちゃんの年齢や状態によって変わってきますが)
やり過ぎは逆効果になってしまいますicon:face_mistake

高齢犬と暮らしているかたも悩んでいることがあればお気軽にご相談ください。お力になれることがあるかもしれません。