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褒めてあげること


具体的には、愛情を持ち気持ちを込めて、言葉をかけてあげる。とても大切なことです。
人もそうですが、尊敬する人、好きな人に褒められると嬉しいものです。
ワンちゃんも好きな人に褒められることは、嬉しいでしょうicon:face_smileただ、ワンちゃんと飼い主さんとの関係性もとても大切になってきますicon:sparkling
少し難しい話になってしまいますが、甘やかしすぎてしまったり常に構ってしまい言葉をかけたりしていると褒めてあげるということは意味を失ってしまいかねません。(価値がさがってしまいます。少し難しいかもしれませんicon:sweat


おやつやおもちゃを使うことによってワンちゃんにトレーニングを教えていきやすくなりますが褒めてあげるということも忘れないでいただきたいとおもうのです。
細かい部分はいろいろあるのですが、「よくできたね!」 「いいこだった!」などの気持ちを込めて心から褒めてあげること、とても大切です。

ワンちゃんと飼い主さんが幸せに過ごしていく、そのお手伝いができれば幸いです。何かあればご相談くださいicon:face_smile



犬の狼爪


犬の足には狼爪(ろうそう)と呼ばれる人でいうと親指にあたる部位が存在しています。主に前の足についている場合が多いです。
狼爪以外の爪は、地面に接しているのでよくお散歩に出かける子は自然と削れる場合がありますが、狼爪は地面から離れた位置についているために自然に削れることはありません。
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このように結構上についています。
そのため定期的に爪を切ってあげないと、何かに引っ掛けてしまったり、爪が巻いてしまい肉球に刺さってしまうこともあります。
では、なぜあまり必要ではなさそうな狼爪があるのでしょうicon:question

これもやはり、野生の中で暮らしていた頃には何かしらの役目を果たしていたものと思われます。
山の中を歩いたり、走ったりする際に、グリップ力を高くして山道などを登りやすくするなどのメリットがあったのでしょう
また、普通狼爪は1本ですが、ノルウェジアンパフィンドッグやグレートピレーニーズなどの犬種は狼爪は2本あり、仕事上必要だったと思われます。
パフィンドッグは崖を、グレートピレニーズは山脈を、険しいところを移動していたので、必要だったのでしょう
野生で暮らしていた犬は狼爪も削れていたのでしょうが、現在、人と一緒に暮らしているワンちゃんたちはそうはいかないので爪を定期的に切ってあげる必要があるのですねicon:body_no1



犬の鼻の色の変化


突然ですが、ワンちゃんの鼻は何色をしていますかicon:question
夏場は黒かったのに現在(冬場)はピンクっぽい色をしているワンちゃんもいるのではないでしょうかicon:question
これは、ウインターノーズと呼ばれている現象です。


ウインターノーズとは、夏場は黒かった鼻が冬に近づくにつれて色素が抜けてピンク色っぽくなる現象のことをいいます。
これは、メラニン色素が関係しています。
メラニン色素は紫外線から皮膚を守る役目を果たしています。また、メラニン色素の量により、皮膚の色が変わってきます。犬の鼻でいうとメラニンの量が多いと黒っぽい色になり、少ないとピンクっぽい薄い色になります。
紫外線の量が増えると皮膚を守ろうとしてメラニン色素の量も増えるため、夏場は黒い鼻で紫外線の量が少ない冬場はピンクっぽくなるのではないかと思われます。


ウインターノーズ自体は病気と直接関係しているわけではないので、安心していただいて大丈夫だとおもいます。心配な方は動物病院に行った際に聞いてみると良いかもしれませんicon:sweat(ただ、遺伝的にメラニン色素が少ない場合は紫外線の強い夏場は注意した方がいいかもしれません。)




犬種の歴史


犬を飼うにあたっては、いろいろと考えるべきことがあります。
オスかメスか家族構成やお留守番の時間、住宅環境、お散歩やトレーニングの時間はとれるかなど考えて飼うことはとても大切なことですicon:body_no1
またワンちゃんには多くの犬種があり、いろいろな作業をおこなってきた歴史があります。ワンちゃんを飼う際その歴史も多少考える必要があります。
現在作業犬として働いている犬はごくわずかで多くは家族の一員として暮らしているこがほとんどです。しかし、作業をしていた頃のエネルギーや本能的な行動は現在のワンちゃん達にも残っています。
それらを満たしてあげることができないと過剰に吠えたり、引っ張ったり、物を壊したりといった問題行動につながってしまうことがあります。
比較的知られている犬種の歴史を簡単にあげてみます


・羊や牛を誘導する犬種→ 例:シェルティー、ボーダーコリー、ウエルッシュコーギーなど

・鳥を飛び立たせ猟師が撃った鳥を運ぶ犬種→ 例:イングリッシュコッカースパニエル、アメリカンコッカースパニエルなど

・主に水に落ちた鳥を運ぶ犬種→ 例:ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、スタンダードプードルなど

・小動物を駆除していた犬種→ 例:ジャックラッセルテリア、エアデールテリア、ヨークシャーテリア、ケアーンテリア、ダックスフント、ミニチュアシュナウザーなど

・獲物の匂いを追って狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ビーグル、バセットハウンドなど

・視覚で獲物を追い狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ウィペット、ボルゾイなど

・獲物を見つけると獲物の方に体を向けてフセをして猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:アイリッシュセッター、イングリッシュセッターなど

・獲物の匂いのする方向に向かって頭、片足を上げ、尾を一直線に張り猟師に獲物の位置を知らせ狩猟を手伝っていた犬種→ 例:ワイマラナー、スピノーネなど

・そりを引いていた犬種→ 例:シベリアンハスキー、マラミュートなど

・番や警備、警護、軍用犬として仕事を行なっていた犬種→ 例:ドーベルマン、ボクサーなど


他には、荷物を引いていた犬種(バーニーズマウンテンドッグなど)やイノシシや鹿の猟につかわれていた犬種(柴犬、甲斐犬など)闘犬としてつくられた犬種(ブルドッグ、ボストンテリア、秋田犬など)など
また、チワワ、ポメラニアン、マルチーズ、トイプードルなどの愛玩犬


いろいろな犬種があり、仕事内容も異なっていました。
犬種の特性(例:吠えやすい、引っ張りやすい、縄張り意識が強いなど)は仕事内容によって異なってくるので、それらも考慮して犬を飼う際の参考にすると良いと思います。ただ、同じ犬種でも性格は違いますのでそういう傾向にある程度に思っていただければいいかとおもいます。
作業をしていた犬はもちろんですが、愛玩犬もそれぞれに繁殖の経緯が違うので特性は変わってきます。また、狩猟の本能というものは残っているので、満たしてあげる必要がありますicon:sweat
もちろんそれだけが目的ではなく、遊んであげたりすることで本能を満たしてあげると同時に関係性もどんどんと良くなっていきますicon:face_smile
ぜひ、ワンちゃんと良い関係を築いていってください!そのお手伝いができれば嬉しい限りですicon:note