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災害時に必要なトレーニング


今日は災害時のために必要なトレーニングを考えてみたいと思います。
日本は地震の発生率が多い国で、いつ起きてもおかしくありませんicon:sweat
普段からのトレーニングがこのような時にいきてきますicon:ecstoramation


具体的に必要なトレーニングとしては
・社会化トレーニング
・基礎訓練(オスワリ・フセ・アトヘ・マテ・コイ(オイデ))
・クレートトレーニング
・トイレトレーニング
日常の世話や遊びも含め良い関係を築きこれらのトレーニングも普段からしっかりとやっておきましょうicon:note


地震などがおきた場合避難所で様々な人や動物と遭遇することになります。この時に他の人や動物に慣れているワンちゃんであれば、格段にストレスが小さくなります。逆に慣れていなければ大きなストレスがかかり、パニックになって咬んだり、逃走したりといろいろなことが考えられます

基礎訓練もいろいろな環境で普段からおこなっているといざという時にしっかり反応できる子になります。いざという時にできてこそ本当に意味のあるものになるのではないでしょうか。

クレートも普段からトレーニングしていないのにいきなり長時間入れられるとストレスがかかり激しく吠えたり、下痢をしたりなどの体調不良を引き起こしてしまいます。
また、片時も飼い主さんと離れられないワンちゃんにとってもストレスは大きいものになってしまいます。(訓練所などで預かり訓練を受けたこは精神的にも成長しており、ストレスに対する耐性も大きいです。保育園や出張トレーニングでも飼い主さんと離れる時間があるということには大きな意味があると思います。もちろん飼い主さんとのトレーニングが一番ですが、こういうメリットもある程度に思っておいてくださいicon:sweat
トイレは号令でできるようにトレーニングしたり、シートでも外でもできるようにしておくといいとおもいます。

このように普段からトレーニングしておくことは非常に大切なことですicon:body_no1どのワンちゃんにも必要なことですのでトレーニングを通して良い関係を築きしっかり指示が聞けるようになって頂けたら嬉しい限りですicon:face_shy




ワンちゃんとの寒い季節のお散歩


これから冬本番ですね、皆さん体調にはお気をつけくださいicon:face_mistake
春・秋に比べるとワンちゃんの体調管理にも少し気をつかいますよねicon:sweat
冬のお散歩時のポイントなど書いてみましたので少しでも参考になれば幸いですicon:face_shy

ワンちゃんたちは暑さに比べれば寒さには強いと言われていますが、寒さに弱いワンちゃんたちもいます。
・子犬や老犬、小型犬、短毛種(パグ・ジャックラッセルテリア・イタリアングレーハウンドなど)、シングルコート(プードル・ヨークシャーテリア・パピヨンなど)のワンちゃんたちは比較的寒さに弱いといえます。


寒い季節のお散歩時のポイントicon:note
・室内と室外の温度差に気をつける(10度以内にするのが好ましいと言われています)
・外出時、洋服によって防寒してあげる
・日が出ている暖かい時間に散歩に出かける
・急激な運動に気をつける
などがあります。


具体的には
・室内での暖房器具による、温度設定を低めにしておくことで温度差を調節することができます。(急激に寒い場所に移動すると血圧が上昇し、心臓や血管に負担をかけてしまいます。)
・子犬や老犬は特に体温調節の機能が低いので洋服を着せてあげたり、少しでも暖かい時間にお散歩させてあげることで多少なりとも寒を緩和してあげられるでしょう。
・日光浴を行なうことで、脳内でセロトニンという物質が分泌されると言われています。セロトニンの分泌によって不安が軽減され精神的にも安定すると言われているので心身の健康のためにも適度な日光浴もさせてあげると良いでしょう。
・特に寒い日は急激な運動(走ったり)をすることで関節や腱などに負担をかけたり急激に冷たい空気を吸うことで呼吸器にもよくないので暖かい時間に歩いてお散歩し少しずつ体を暖めていってあげましょう。

飼い主さんとワンちゃんにとって楽しい散歩の時間になれば嬉しいかぎりですicon:note



ワンちゃんが土を蹴る理由


ワンちゃんがオシッコやウンチをした後などに土や地面を蹴っているのを見かけたことがある方はいらっしゃるとおもいます。
なぜ蹴っているのでしょうかicon:question


この行動はマーキングの一種であると言われています。
マーキングとは自分の存在を他の犬に対してアピールする行為です。
オシッコやウンチにはフェロモンなどの化学物質が含まれておりいろいろな情報を他の犬に伝えています。
なるべく高い位置にすることで自分の地位や大きさなどをアピールしています。またなるべく多くの場所ですることで自分の存在を広く伝えようとします。メス犬では発情期であるかどうかなどの情報も伝えます。
マーキングはオスの犬に多いですがメス犬でもしますし、逆立ちまでして排泄するような子もいます。


そして本題の土や地面を蹴るという行為は他の犬が目で見てもわかるように印をつける行為でありそれと同時に足の裏から出されている分泌物の匂いもつけて周りに拡散していると言われています。こうして自分の存在をさらに強くアピールしているのですねicon:body_no1
一般的には気が強く、縄張りの意識の高い子に多いと言われています。実際、僕が接してきたワンちゃんたちにも気の強い子に多い傾向があったように思います。
お散歩中など少し気にして他のワンちゃんを見ていると何か発見があるかもしれませんicon:face_smile

(マーキングはワンちゃんにとっては自然な行為ですが周りの人には迷惑をかけてしまう行為です。なのである程度コントロールし、水で流すなどの配慮はしていきましょう!)



お散歩♪


ゴールデンのトニオくん(笑)お散歩ですicon:note
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しっかりオスワリ!
かっこいいぞ、トニオicon:face_sparkling_smile
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お散歩楽しんでましたicon:note
また、行こうねicon:face_smile
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避妊・去勢


一般的にオス犬は活発で支配的な面がありメス犬はしつけがしやすく、愛情深いというようなことが言われています。
これはこういう傾向にあるということで犬と一緒に暮らす際の一つの参考にしてもらえればいいと思います。
もちろんメス犬でとっても活発な子もいれば、オス犬で凄いおとなしい子もいます。人と同じでいろんな性格の子がいますのでicon:face_smile

今日は避妊・去勢について少しお話を・・・
僕が小学生だった頃に一緒に暮らしていたオスのポメラニアンは去勢をしていませんでした。
当時は「自然のままの状態がいい」「去勢はかわいそうと思っていました」
しかし、現在はワンちゃんと暮らしている飼い主さんには避妊・去勢を行なうことも考えてほしいとおもいます。
メリットはたくさんあります。

去勢・避妊することのメリットとしては
オス犬では精巣腫瘍・肛門周囲線腫・前立腺肥大などに対して予防の効果があります。行動的にはオス犬同士の攻撃性やマーキングの減少が少なからず期待できる場合もあります。
また、人と暮らしている以上本能である繁殖行動も人によって管理されています。その本能を満たせないということはやはりストレスはかかってしまいます。去勢することでメス犬に対する関心が薄れ飼い主さんに対する反応が良くなるかもしれません。

メス犬では子宮蓄膿症はなくなり、乳腺腫瘍の発生率も減少します。ただ乳腺腫瘍は発情の回数も関係してきます。5~6回目の発情をむかえてからの避妊手術は予防の効果はほとんどないと言われています。
また、オス犬と同じで避妊手術を行なうことで繁殖行動の制限や気分の浮き沈みなどによるストレスも減少するでしょう。
共通項目として安易な繁殖を避けることにもなります。東京や神奈川では現在はあまり聞きませんが昔は、外飼いのメス犬で避妊をしていない場合いつの間にか妊娠していたという話も聞かない話ではありません。

デメリットとしては
まずは麻酔によるリスクがあります。その他、肥満や尿失禁などになりやすい。また海外の論文では骨肉腫にかかりやすくなるというデータがあります。(ただ、前立腺肥大や乳腺腫瘍の発生率よりは低いのではないでしょうか)
行動的にはトイレを失敗するようになったり稀に攻撃的になったりすることもあるようです。ただしつけをし直し関係を築き、肥満であれば運動をしっかりする食事管理などでそこまで問題にはならないのではないでしょうか?

避妊・去勢手術を考えている方は獣医さんに相談し考えてみてください。一つの参考にしていただければ幸いですicon:face_shy